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遺言書作るのはもっと後で良いんじゃない?

遺言は早すぎると思ってませんか?

「確かに年齢的にはお年寄りと言われる年齢だけど、健康だし、まだまだ死ぬつもりなんて全くない。
遺言書なんてもっと先、極端に言えば死ぬ間際くらいで丁度良いんじゃない?」
そう思われるお気持ちも理解できます。
平均寿命が80歳を超えるような世の中ですから、いわゆる高齢者と言われるような年齢になっても、
健康でまだまだ身体も動くような状況であれば遺言なんて先の話、と考えるのもある意味当然のこと
かと思います。
しかも、遺言って、何か死を覚悟した人が書くようなもの、というイメージがある方もいらっしゃる
かもしれませんね。そのようなイメージの方であれば、遺言なんて縁起でもない、という感覚になる
のも頷ける話です。

まだ早いかな位がむしろ良い

ただ、遺言の作成をお手伝いしてきた立場から申し上げると、むしろまだ早いかな、という位の方が
一番望ましいのです。
例えば、身体の自由が利かなくなってくると、全文を自筆で書かなければならない自筆証書遺言の
作成はかなり厳しい状況になります。
目も良く見えない、手も震えて上手く書けない、という状況の中で、法的に有効となる自筆の遺言を
果たして作成できるでしょうか。かなり困難な作業となる筈です。

「そうなったら、公証人に作って貰える公正証書遺言にすれば良いじゃないか。」
そう思われた方もいらっしゃるでしょう。
確かに公正証書遺言なら、遺言する内容を口述して公証人が記載するという形式になっていますので、
自分で書くことはありません。
ただ、歳を重ねると、言葉も不自由になってきたり、そもそも第三者から見ても正しい意思表示が
できる状況にないとなりますと、公証人も遺言書を作成することはできません。
つまり、少しでも認知症の症状が出始めたりしたら、もはや遺言書を作成することはほぼ不可能と
考えるべきなのです。

一回作ったら終わりではない

上記のようなことから、遺言書はむしろ体の自由が利き、判断能力にも問題がないうちに作成すべき
ものと言えます。
また、遺言を作ることを通じて自分がどのようにしたいのか、気持ちの整理にもつながります。
ただ、一度遺言を作成したからと言っても必ずしもその後も状況や気持ちに変化がないとは限りません。
そのような場合もありますので、その後も定期的に見直しをされるのが好ましいでしょう。
例えば私どものお客様には、毎年誕生日に見直しをされ、変更したい場合には作成のやり直しを
行っている、という方がいらっしゃいます。
公正証書にされているので金銭的な負担はありますが、それでも常に今の気持ちが反映できている
ことに満足されていらっしゃいますし、何よりそうやって毎年見直しをできる状況にあることが
一つの目標となっていらっしゃいます。

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