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遺言書はあった方がいいの?

遺言書のメリット・デメリット

これはなかなか難しいご質問です。
書店やネットでは、遺言書の作成を勧めるような内容の書籍やサイトをしばしば見かけます。
確かに遺言があることで次のようなメリットが考えられます。
・自分の残す遺産を自分の希望に沿う形で分けさせることができる。
・遺産を巡って遺族に無駄な争いが起きる可能性が少なくなる。
・生前や口頭では言い難い自分の気持ちを、遺言に託すことができる。

一方で、次のようなデメリットもあります。
・特定の者に偏った与え方をした場合、結局は揉める原因となる。
・様式が厳格なため、その様式に則っていないと法的に無効になる。
・あまりに秘密にすると、遺言を気付いて貰えない場合もある。

遺言書を作る前に

上でも述べましたが、遺言書は法律上、決まった様式があります。このため、その様式に
則っていない場合には、法的に有効な遺言とはなりません。
その理由は、あえて厳格な様式にすることで、遺言する方の本気度をみる、という側面が
あるからです。無効にならないようにするには、色々と調べますし、或いは専門家に頼んで
金銭的な負担をします。いい加減な気持ちであればそこまではしません。
よって、遺言書を作るのであれば、本気で作るぞという気持ちを固めてからになさるのが
良いと思います。何となくあった方が良いかな、位の気持ちで作るものではないです。

現場レベルで考えると

私どもの今までの経験から申し上げますと、やはりあって良かったなと思うケースの方が
多かったです。
ただのペーパーとはいえ、やはり故人の言葉には重みがあります。
遺言書の内容が開示された時、遺族がそれをしっかりと受け止める姿を何度も見て参り
ました。
例えば、子がいらっしゃる方であればちょっと考えてみて頂きたいのですが、今その子が
考えていることが手に取るように判っていらっしゃいますか?
それをそのまま逆に考えてみて下さい。子も親が考えていることなんて良く判らない、
というのが普通なのです。多分解ってくれいている筈だ、と考えるのはちょっと都合の良い
考え方なのです。

もちろん、特定の者に偏った与え方をする遺言だと、むしろ揉めるきっかけとなってしまう
ケースもない訳ではありません。
重要なのは、ただこう分ける、で終わるのではなく、どうしてそうしたかったのか、
きちんと気持ちを付言事項として書き記すことだと思います。

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